8月に一時帰国した時に、日本で『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』を観てきたのですが、今回中国でも11月14日から公開されることになって、もう一度観たいと思って観に行ってきました。(2025年11月に行った時の情報です。)

そもそも中国でも鬼滅は人気であるものの、今までの「無限列車編」等の映画は公開されてなかったので、今回も公開されないと思ってました。だから、日本に帰った時に観てきたんやけどねー。
今回は公開されることになって嬉しいー!と思って、広州でももう1回観に行くことにしました。
ちなみに中国では鬼滅の映画は「未成年は注意して視聴してください」という注意勧告が出ています。禁止ではないらしいけど、推奨しない系ですねー。まぁうちの子はまだ5歳なのでどっちみち観せる気はないので1人で行くことにしました。未就学児が観るには怖いもんねー。
中国語でのタイトルは《鬼灭之刃:无限城篇 第一章 猗窝座再袭》です。いつも映画のチケットは大众点评のアプリから買ってるので、いつものようにどの映画館で何時に上映されてるのか調べてみました。
先週公開されたばかりなこともあって、主要な映画館ではだいたい1日に何回も上映されていました。でも平日の昼間は結構空いていて、1上映あたり10人以上観客がいることは少ない感じでした。全く観客がいない回もちらほら。
私が見た時、飞扬影城(天河城店)の10時10分の回が全く予約入ってなかったみたいだったので、貸切狙いで購入しました。

座席を選んだら、「水」とか「雷」とか「虫」とかのマークで表示されて、なかなか良かった◎でも「水」と「虫」が隣に並んでると、水虫を想起させられてなんか嫌やったw

予約が完了したら、早速映画館へ向かいました。
天河城は10時オープンらしいけど、10時前にはすでに開いてたので、入ってエスカレーターで4階まで登りました。
途中何階まで登ったかわからなくなりましたが、1月に「ライオン・キング:ムファサ」を観た時もこの映画館に来たので、4階に着いてからは割とスムーズに辿り着きました。(1月に初めて行った時は、どこに映画館があるかわからず結構迷ったけど)

結構鬼滅の看板が出てました。今一番人気の映画っぽいです。少し前まではどこの映画館も抗日映画の看板やポスターばっかりで映画館の前通るの怖かったけど、だいぶ減ってよかった。

看板に目を奪われて、チケット発券機を通り過ぎてしまってたので、機械のところに戻って、QRコードをかざし、発券しました。

旦那に「グッズ売ってたら買ってきてー」と言われてたのでカウンター見てみたけど、何も売ってる気配なし。息子と一緒に映画観る時はいつもポップコーン買うんやけど、今日は1人やしいらんかなーと思ってカウンター素通り。
映画館のスタッフさんにチケットもぎってもらって、トイレに行ってから、シアター内に入ります。

座席に座るとCMが始まりましたが、誰も他にお客さん来ない様子です。ネットで確認しても、私の他には予約入ってない模様。

結局、本編が始まっても誰も来ず、貸切状態でした。やったー!
日本で観た時は、他にも結構お客さんいましたが、今回は誰もいなかったので気楽に観れました。
広州の映画館って平日に行くと、貸切に近いことが多くて、完全に貸切やと家にいるモードになって眠たくなったりすることもあるけど、今回は鬼滅やから全然眠たくならんかった。
そして映画館の椅子、座ってから少しの間だけマッサージが始まって、それ以降は課金しないと続かないんやけど、今回は隣も誰もいないので、隣のマッサージチェアでもマッサージ受けちゃいましたw
内容は、観るの2回目やのに何度も泣けたし、むしろ貸切やから周りを気にする必要なく、ハンドタオルを握りしめて1回目に観た時以上にズビズビ泣けました。
いや〜、感動。
エンドロールが終わるまでしっかり観てからマスクして席を立つと、入口のところでお掃除のおっちゃんが待ち構えていて「1人でシアター貸切やったんやなー!」とニコニコ話しかけてきました。「めっちゃ良かったわー!」と心の中で答えて、泣きすぎて顔がぐちゃぐちゃだったので、とりあえずトイレに直行しましたw
そして帰りももう一度カウンターをよく見てみたけど、やっぱり天河城の映画館にはグッズ売ってなかったので、帰りに天环(パークセントラル)の映画館に寄ってみたら、ここでは色々グッズ売ってました。しかも、ポップコーン&ドリンクとグッズがセット売りされてるやつとかもあった。もしこっちで映画観てたらポップコーンも買っちゃってたかも。
グッズの内容はこんな感じ。

旦那に写真送ってどれ欲しいか聞いてみたんやけど、旦那からリクエストを受けた亚克力PP夹(アクリルクリップ)と文件袋(クリアファイル)は売り切れで、スタッフさんに聞いてみると帆布袋(バッグ)と卡套(カードホルダー)と气囊手机支架(携帯スタンド)と扇子(うちわ)しか残ってないとのこと。カードホルダーはどのキャラクターが当たるかわからないけど、それ以外はキャラクターが選べます。どれも、伊之助と猗窩座と童磨と獪岳しか残ってないとのこと。旦那に聞いてみると、じゃあ猗窩座が欲しいとのことだったので、猗窩座のバッグと携帯スタンドを買って帰りました。映画公開開始から1週間近く経ってるので、そりゃもうグッズないよねー。欲しいキャラがあるなら初日とかで行かなあかんのやろなー。それにしても、伊之助と鬼のキャラしか残ってないなんて、伊之助人気ないなーw
高市首相の発言の影響で「クレヨンしんちゃん」や「はたらく細胞」などの日本の映画が公開見合わせになりましたが、鬼滅の映画は今のところは上映継続されています。政治と経済は切り離しては考えれないし、経済と文化も密接に関わってるから仕方ないのかもしれないけど、政治で文化や民間交流まで振り回さないでほしいよー。特に日本のポップカルチャーや食文化は日中友好に大きく貢献してると思うので、日本の映画の公開見合わせとか、日本からの海産物の輸入停止とか悲しい…。まぁでも一般人の自分にはどうすることもできないので、これからも自分の周囲がより安全により友好的に過ごせるように過ごせるように、できることから努力していくしかないなー。